2022年8月30日
ちょっと面白くない話になるんすけども。
アメフト選手はどこかしら壊れてる、もしくは壊れた事がある人がほとんど。ハードよね。
ディフェンス陣は相手を止めるのが前提やけども、ハードヒットも求められる・・・。
柔軟性に乏しいボクはとにかくケガが多かった。自分も苦しいけどチームに迷惑かけてしまうし(>_<)何より「こいつ、またや・・・」って士気が下がるわね。
やっぱり身体が固いとダメ。スポーツはなんでもそう。
在学中に何度もケガして治療して戻ったけど、スピードは落ちるし筋力も落ちるし自信も無くなってくる。
そんな状態で4年の4月、春季リーグ戦で人生最大のケガ。
チーム事情もあって不慣れなポジションへコンバートになった。DE(ディフェンスエンド)からひとつ内側のDT(ディフェンスタックル)へ。
後悔しかないけど覚悟が足らんかった。そこのポジションを任せられたんならしっかり集中して臨まなアカンのに(苦手やわぁ)って思いがどっかにあって。
実際リーグ戦初戦をこなすんやけど、結果というか「相手イワしたった」みたいな実感ゼロ。むしろチームとして圧勝できる相手なのに個人的には「あれ?こいつ中京なのにたいしたことねーわ」って思われてるやろなぁの感覚。
で長良川メドウで行われた南山大学との試合でやってもた。
正面相手と当たって押し込めない状況のとこへダブルチームでブロックが膝元に来てね。前十字・後十字・内側側副の3本の靭帯がイカれた。
この時の事は人生のトラウマで数年に一度夢を見る。何度か叫びながら飛び起きた。
長良川メドウとか南山って聞くとちょっとね。南山が嫌いなわけじゃないっすよ。
すんませんね、なんかこんな事ブログに書くのは気持ち悪い思いをさせてしまうね。ゴメンなさいm(__)m
当時の医療だと1度のオペでつなげるのは2本までって言われて(癒着を起こしてしまうとの事やった)後十字はそのままにしてあとの2本を再建。
グランパスの主治医をしてた先生やったんよ。そういえば入院中同じフロアに小倉隆史選手が入院してて会った事がある。まだ入団前やったかな?彼ね、メッチャええ子でしたわ。
話が逸れた。後十字はつながなくても一般生活に支障ないよって言われたけどそんな事ない、グラグラしてちょっと動いただけで膝ひねったりしてたからね。やっぱり人間の身体は生まれた状態が一番強いってことよね。だから膝周りの筋力は気を遣ってたね。
騙し騙しでなんとかやっててランニングやゴルフは出来てた。でもある日の練習場で一度ズキッと痛んで膝見たらバンバンに腫れてて。痛みよりも(やっべぇ)って(-_-;)
地元の病院で診察受けて、過去の手術内容とか説明したら「パーツが足らないからうちじゃ無理」ってことで(笑)紹介状書いてもらって広島大学病院へ。
ここがケガ人生の中でひとつの分岐点やった。
今は学長になられてる越智先生に診ていただいたのがラッキー。膝の権威。バレーのJTサンダースの選手とかカープの選手が診てもらってた先生だったからね。
不完全な前十字と内側の補強、あと後十字の再建。右足のどっかから(覚えてないんかいっ)腱をもってきて使って、あと足らんのは人工靭帯でカバー。
学生時代の手術に文句言いたくないけど、医療の進歩もあって当時の膝とは比べ物にならんくらいに安定。元通り・・・とはいかんまでも感動モンやった。
入院中、ナイター見てて前田智徳がケガして運ばれてきたよなぁ。「前田や」「前田や」って病室からみんなが覗いてた。
レントゲン室の前でシュールストロム投手と一緒に順番待ちしたこともあったなぁ(笑)座ってて膝の高さが全然違うからワロタ(汗)
年齢やいろんな事が身体に起きたりで最近ちょっと膝が悲鳴をあげてるけども、なんとかかんとか。頑張らんとね。
あの手術から20年以上が経過したなぁと思い出したのでちょっと書いてみました。