2023年11月10日
人の居住区に下りてくるという事にはやはり理由があるわけで。
熊が食べるものが減ってるらしい。今年は熊の主食になるドングリが不作だそうな。
もともと山やその近くに住んでおられる方は置いといて、住宅地の開発でどんどん熊の住むエリアに近づいてるのもある。それは熊の生活エリアを狭めていることにも直結するね。
キノコ狩りや山菜採りで被害に遭われる方もニュースで耳にする。楽しいんだろうけどコレは元々熊が生息するエリアと言っていいので冷たい言い方にはなるが自己責任。
昔は里山があって熊の生息エリアと人間が住む場所の緩衝材的な役割をしてたけども里山に住む人たちも高齢化や過疎でその役割効果が薄れてるとも言われてるね。
さすがにクマとの共存共栄は難しい。
お互いのテリトリーを理解できず、人間に危害を加えてしまう動物とは無理な話。
ちなみに北海道では春に熊を駆除する「春グマ駆除制度」なるものがあったらしいが自然や動物保護の観点から廃止されたんよね。それが1990年。やはりその影響もあって熊の個体数はかなり増えてる。
人間が被害を受けると死に直結する。噛まれた痛い~じゃ済まへん。
じゃあどうするか?
駆除するしかない。
すると
「熊がかわいそう。熊を殺すな」と抗議する人がいる。
行政も抗議があるとなかなか難しい。
「生け捕りにして山へ返せ」
行政は言い返せないやろうから代わりに言うたげます。
言うてるあんたが現地に行ってやんなさい(-_-)
生け捕りするとか確率低いわコストかかるわ、なによりまた人の居住地に下りてくるやん。
そりゃ生きてる動物を殺すのは可哀そう。誰でもそう思う。
でも苦労して育てた農作物や家畜を熊に食べられ頑張ってきたことが水の泡、さらに莫大な損害を被る人に補償する事をできない人が「熊が可哀そう」って言うのは本当に無責任。
自分や自分の家族・知り合いがクマに襲われて取り返しのつかん事になったら「生け捕りを・・」って・・・そんな事絶対に言わない。
ここまで被害が広がってる。しっかり対策しないと(しっかりの度合いが重要!)大変な事になる。
以前下松の民家に熊が侵入してたことがあった。結構な街中よ。どうやってここまでたどり着いた?って場所。大きな道路の真横やしね。
麻酔銃使って捕獲後に殺処分やったけども。
今年になって近くの場所で目撃情報もちらほらあるし、国として早急に対策してほしいと思うとりますハイ。
こっちもね、あまり熊のテリトリーに行かないようにしないといかんすよ。